当院では、以下のような基本理念のもと、内視鏡検査を行っています
「できるだけ苦痛の少ない検査を行なった上で、小さなポリープも可能な限り見つけて切除し、検査を受けることのメリットが最大限に得られるようにする。」
これについて以下にご説明しますので、必ずお読みください。
当院の内視鏡検査について
詳しい診療内容のご案内はこちら
「大腸内視鏡検査はつらいもの」と思っている方は多いと思います。残念ながら、それはある程度事実です。検査前の食事制限に始まり、検査用の腸管洗浄液を飲み、何度もトイレに行き、内視鏡をおしりから入れられ、もしポリープをとったら検査後もさらに食事などの生活制限がある・・・。どれをとっても楽ではありません。これをなんとかしてつらくないようにしたいというのが当院の思いです。
そのために、当院ではできるだけ患者さんご自身の希望を聞き、少しでも楽に検査を受けていただけるよう工夫しています。例えば、腸管洗浄剤もいくつかの種類の中から選ぶことができ、飲む場所も院内かご自宅かを選べます。鎮静剤を使用するかしないかについても患者さん自身のご希望を聞いて決めています。当院の鎮静では完全に寝てしまうほどではないことが多いので、たいていはご自分で腸の中の様子をライブで見ていただけます。
当院では、ポリープが見つかればほとんどをその場で切除しています。ただし、取らなくてもよいとはっきりわかるポリープは切除しないこともあります。2cm以上あるポリープでも、切除できるものは切除します。切除は日帰りで入院は必要ありません。
ポリープの切除法についても工夫があります。4mm以下の小さいポリープの場合はコールドポリペクトミーという切除法で切除しており、この方法では切除後の生活制限がほとんどありません。ただし、5mm以上の大きさのポリープでは、従来の方法で切除するため、1週間は食事・飲酒・旅行に制限があることをご理解ください。
当院の内視鏡検査の基本方針や特色についてはさらに詳しく別のページでご説明していますのでこのページの上のアイコンを押して必ずご一読ください。
最後にもう一つ、大変申し訳ないことですが、当院では検査の待ち時間がかなり長くなる場合がございます。院長が一人で外来診察・手術・検査のすべてを行なうため、診察の進み具合によっては検査開始まで長い間待っていただくことがあります。それについても別のページでご説明させていただいておりますので、何とぞご容赦のほど、よろしくお願い申し上げます。
大腸癌の患者さんの中には、検診の便検査で引っかかっていたのに、こわがって精密検査を受けなかったという方が時々おられます。医師からするともっと早く来ていただければと思う反面、検査がこわくて足が運べないという気持ちもよくわかります。
そういうことが少しでも減らせるように、安心して検査を受けていただける環境を提供していくことが当院の目標です。
それぞれ専用のページでご説明しますので、リンクのアイコンを押してお入りください。
こんな症状のある方はご相談ください。